人も 馬も 道ゆきつかれ死にゝけり。旅寝かさなるほどの かそけさ
折口信夫
の
短歌
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海やまのあひだ : 自選歌集 - 国立国会図書館デジタルコレクション
初出は
『海やまのあひだ』
(
大正
14年)
大正十二年の
供養塔
(五首)の一首目
詞書は以下の通り
數多い
馬塚
の中に、ま新しい
馬頭觀音
の
石塔婆
の立つてゐるのは、
あはれ
である。又殆、峠毎に、
旅死に
の墓がある。中には、
業病
の姿を家から隱して、死ぬるまでの
旅
に出た人のなどもある。
cf.
行旅死亡人